2013年7月3日水曜日

気ままな旅

7月1日〜7月2日の間、職場の先輩であるB氏と1泊2日の気ままな男旅を楽しんできました。場所は四国、しかも、しまなみ海道以外は全て下道を通って目的地に向うという濃い旅になりました。




1日目、朝5時半から出発し、12時半頃に最初の目的地である愛媛県大洲市にある大洲城に到着しました。僕が一番興奮したのが、ビオトープでした。城を見に来たのに、メダカや鯉がいるこのビオトープが一番盛り上がりました。





次に向ったのが、愛南町にある「石垣の里」という所です。入り江に面した急斜面に民家が並び、それぞれの民家には台風や季節風から家を守るために、軒に達するほどの石垣が積み上げられています。その景色は美しく、何よりどうやって作ったのだろうと驚いてしまうくらいインパクトのあるものでした。その景観は「日本の美しいむら農林水産大臣賞」や「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」、「美しい日本の歴史的風土100選」にも選ばれているそうです。そんな石垣の里に大人2人も夢中になり、迷路のようなこの石垣の里を「すごい!」、「どうなってるんだ?」と興奮しながら探索していました。








斜面から見る景色も美しかったです。

そして、石垣の里と同じ半島にある「高茂岬」にも行きました。高茂岬は愛媛県の最南端でもあり、100mもの断崖が続く岬です。晴れた日には九州も見えたりするんだとか。この日は九州の姿は見れませんでしたが、広い海を高い所から一望できました。写真や言葉ではなかなか伝えることのできないくらいの感動がありました。



その後は宿毛という地に移動して、1泊。今回の旅はお金をあまり使わないということも決めており、ホテル代も節約。ということで、シングルに男二人で宿泊しました.....ホテルの方には「シングルですが大丈夫ですか?」と尋ねられましたが、「だ...大丈夫です!」と力強くお返ししました。




2日目

2日目は早朝ランニングからスタート!!朝6時の港町宿毛をゆっくり10㎞ほどを2人で走りました。


そして、車で四万十市へ。まずは、四万十市にある「トンボ王国(四万十市トンボ自然公園)」に行きました。四万十市には多くの種類のトンボが生息しているそうで、今までに83種類ものトンボが確認されているそうです。また、ここは世界初のトンボ保護区にもなっています。1972年にこの市にあったベッコウトンボの生息地が埋め立てられた悲しさや悔しさからトンボ研究家でもある杉村光俊さんという方が多くの個人や団体の協力を呼びかけてこのトンボ保護区の整備を始められたそうです。


保護区内はキレイに整備がされていました。ハス池があったり、小川が流れていたりとトンボやそれ以外の生き物にも住みやすそうな環境でした。僕も池があったり、小川があるこういう環境は大好きで時間を忘れてしまいそうになります。




四万十川学遊館という建物もあり、その中には「とんぼ館」と「さかな館」というものがありました。さかな館では小さい頃から一度は見てみたかったアカメにも出会うことができました。アカメはその名の通り、目が赤く光る魚です。全長は1mを超える大型魚で、西日本の太平洋沿岸にのみ生息する魚で、主な生息地は高知県と宮崎県です。数も少なく、絶滅危惧種にも指定されています。


また、とんぼ館では世界中の昆虫の標本を見ることができました。B氏は世界一大きなカミキリムシの大きさに大興奮でした。


次に向ったのは四万十川です。この四万十川に架かる「沈下橋」が目的です。沈下橋は土地とほぼ同じ高さの橋で、欄干はなく、川が増水するとその名の通り水面下に沈んでしまいます。沈下橋は比較的安い費用で作ることができるため、山間部や過疎地といった交通量の少ない地域で生活道路として作られたそうです。高知県ではこの沈下橋を生活文化遺産と捉え、保存し、後世に残していくという方針だそうです。




四万十川に架かる沈下橋を一つでも多く見よう、渡ろうということで、川に沿ってぐんぐん進んでいきました。帰る方向もあるので、四万十川に架かる全ての橋を見ることはできませんでしたが、合計で6つの沈下橋を発見しました。


中には壊れているものも。


 
橋の上から見る四万十川の流れは力強く、大きく、その姿は美しいのですが、同時に怖さも感じました。自然とはそういう両面を持ち合わせているのかもしれませんね。



帰りは細い山道をひた走り、いくつもの山を越えました。B氏の素晴らしい運転技術のお陰で何事もなく帰ってくることができました。



今回の旅はB氏とだからこそ出来る体験ばかりで、普段の旅行ではなかなか経験できないことも多く、本当に充実した時間になりました。いい旅ができたという気持ちと共に、近くにB氏という素晴らしい先輩がいてくれることに改めて嬉しさを感じ、感謝も感じました。そういった様々な意味でも、自分にとって内容の濃い、いい旅になりました!!
また、行きましょう!
あっ、ホテルの前で見つけたこれ。なんだか気に入ってしまいました。













0 件のコメント:

コメントを投稿